バーや居酒屋で『しないほうが良い5つの話題』

バーや居酒屋などのお酒の席では、一緒に来たお連れ様だけでなく、時には他のお客様と話しが盛り上がったりすることがあります。
お酒も進んでくると、さらに相手のことを知りたいと思ったり、自分の思いを聞いてほしいといった気持ちも強くなってきます。

ですが、最後まで気持ちよく過ごすためには、避けた方が良い話題もあります。

今日のテーマはそんな【お酒の席でしない方が良い話題】です!

政治や宗教

お酒の席でしない方が良い話題、の定番ですね。
政治や宗教というのは、それぞれの出自や生きてきた背景、現在の環境によって考え方が違ってきます。

そしてその違いは、どちらが正しいとか間違っているとも言えません。
強いて言えば、皆それぞれ自分が正しいと思って、思想や信仰を持っているわけです。

政治や宗教の話題になるとどうしても、他の意見を否定するような話になりがちです。
そんな時、自分と違う意見や信仰を持っている人がその場にいた時、大きなトラブルになりかねません。

トラブルにならなくても、みんなが楽しい場、では無くなってしまうでしょう。

スポーツなどで特定のチームを応援

スポーツでどこを応援しているか、これも正解が無い話題です。
野球、サッカーなどの特に国内リーグの話題は気を付けましょう。
少なくとも、他者を悪く言うことは絶対に避けましょう。

宗教と同じで、それぞれ信じるものを応援しているわけです。

大阪だからと言って、全員が阪神タイガースファンとは限りません。
東京の飲食店であっても、お客様は全国各地から地元を愛しながらも上京してきたり、出張中の方もたくさんいるわけです。

そしてこの手の話は、一度火が付くと皆熱くなりやすく、異なる意見に対しては、喧嘩にすらなりやすい話題でもあります。

国内リーグではなく、ワールドカップやオリンピックなどの国際大会で日本を応援する話題はリスクは少ないと思いますが、それでもまわりに海外のチームを応援されている方がいないかといった配慮はしましょう。

年齢や住所など細かい個人情報

少し話が盛り上がり仲良くなりだすと、つい聞きたくなるのが「いくつ?」と年齢の話です。

年齢を聞かれても、なんとも思わない方ももちろんいらっしゃいますが、あまり聞かれたくない方も多くいらっしゃいます。

それ以外にも、細かい住所や勤めている会社、個人の特定につながるような個人情報を聞き出そうとするのはやめておきましょう。

年齢不詳でいいじゃないですか!
名前はあだ名しか知らなくてもよいじゃないですか!

マジメな商談やなにかの面接で来ているわけでは無く、堅い事は抜きにして、ただただ気楽に会話を楽しみたいのなら、あまり相手のことを詮索するのはやめておきましょう。

実名で人や会社の悪口

バーカウンターに立たせていただいているとよくわかるのですが、お酒が入った時に最も多い話題が、人や会社の悪口です。

普段色々とストレスを抱えて、お酒を飲んでいる時ぐらいそんな日々溜まった思いを吐き出したい気持ちはよくわかります。
度を越えなければ、それ自体は悪いことだとは思いません。

ただ、実名で人の名前や、自社・他社の社名をあげるのは控えましょう。

「壁に耳あり障子に目あり」なんて言葉があります。

ふと口にした名前や社名、実は他の席にいるお客様も、ご存じだったりお付き合いがあったり、もしかしたらその会社の関係者、なんてことも意外とあるんです。

直接関係なくても、人伝いに話題というのは伝わっていったりもします。
「そういや、この前行ったバーで他の客がお前の会社の話してたで~」みたいな感じで。
ホント世間は狭いのです。

他のお店を悪く言う

ある意味、お客様のお気遣い、そしてリップサービスというのもあるのだと思いますが、お客様がお店のことを褒めてくださったりします。
これ自体は、店の人間としては非常に有難いことです。

ただその時、引き合いに
「あそこの〇〇っていう店は良くなかった」
「このお店はちゃんとしてるけど、あのお店は全然出来ていない!」
といった具合に、他の店を店名を出して悪く言う事は避けましょう。

飲食店同士、特に近所同士というのは結構お付き合いがあったりします。
そして、外から見ると競合店で他店を悪く言っても大丈夫なようでも、実は意外とお店同士、仲が良かったりもします。
下手したら実は系列店なんてこともあります。

実際、私も大阪梅田のお初天神という場所でバーをさせていただいてますが、この周りもバーはたくさんありますが、競合というよりはこの近辺は老舗が多く私は比較的後発なのもあって、他のお店に対しては勉強させていただいている先輩であり、この地域を一緒に盛り上げている仲間という意識をもっています。

そんな先輩や仲間のお店を悪く言われた日には、非常に複雑な思いになりざるを得ません。
※実際に言われたわけではありません!

また、他の席にお客様がいらっしゃったら、その近辺でよく飲まれている場合はよくあり、話題に出たお店の常連かもしれません。
そこから、どんな伝わり方をしていくかもわかりません。

これもまた「壁に耳あり障子に目あり」なんです。

最後に

お酒を飲むと開放的になり、ついあれやこれやと話して気持ちよくなってしまいます。
これは、お酒の良いところだと思いますし、バーや居酒屋の存在意義でもあると思います。

ただ、そんな時、自分だけ気持ちよくなって、他の人たちの気分を害していないか、少しだけ心に残しておきましょう。
そうすれば自分だけでなく他の人たちにとっても楽しい場となると思います。
結果、それは自分にとっても楽しい場所であり続けるでしょう。

これが自分だけ楽しんだり、自分だけ言いたいことを言っている場、となってしまうと、いずれそこは自分にとっても楽しくない場に変化してしまいます。

お酒が入ると、ほんのちょっとした気持ちの持ち方で、天国にも地獄にもなります。

お酒の席がすべての人にとって天国のような場であることを心から願います。

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